NEW シリーズ「子どもだけじゃない!大人が受けておきたいワクチン(第5回目)」を掲載しました。

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現在、新型コロナウイルスのワクチンに注目が集まっていますが、実は、それ以外にも大人が受けておきたいワクチンというのがあります。
子どもさんだけでなく、海外渡航や新入学・入寮、また災害ボランティアへ行く方などに、ぜひご案内したいワクチンがあります。これらワクチンについて、連載形式でお伝えしていきたいと思います。

第5回目「世界の基準!肝臓がんを予防するB型肝炎ワクチン」
B型肝炎を予防することは、肝臓がんを予防することにもなります(詳しく知りたい方は文末に紹介する日本肝臓学会のサイトをご覧ください)。このワクチンはがん予防ワクチンのひとつで、命に関わるとても重要なワクチンです。
B型肝炎は、母子感染や水平感染(父子感染、保育園などでの感染など)だけでなく、性交渉や、体液、血液を介して(針刺し事故など)など知らない間にかかることも多いため、WHO(世界保健機関)では、世界中の子どもたちに対して、生まれたらすぐに国の定期接種として国民全員が接種する方法『ユニバーサルワクチネーション』を指示しています。
しかし我が国では赤ちゃんへの定期接種導入が遅れに遅れていました。日本がワクチン後進国と言われていたゆえんです。そして、やっと2016年(平成28年)4月以降に生まれた赤ちゃんに対して定期接種が行われるようになりました。通常、1歳までに3回の接種を行います。
日本は、B型肝炎ウイルスの「中蔓延(まんえん)国」といわれており、国内にいても、かかる可能性があります。2016年より以前に生まれたお子さんにはB型肝炎に対する抗体がありません。ぜひ、接種してあげてほしいと思います。
※任意接種になります。(ビームゲン)4,200円(ヘプタバックス)4,900円を計3回接種。

成人においても、今の30代~50代の人はほとんどがB型肝炎にかかったことがなく、抗体を持っていません。これを機会にご家族全員で接種されることをご提案します。
B型肝炎は、母子感染予防のため、キャリアのお母さんから生まれた赤ちゃんには公費で、また血液事故の可能性の高い、医療、救急関係者には就職時に任意接種が行われています。
世界に習って、ワクチンを受けていないすべての人は接種を強くご提案します。
さらに詳しく知りたい方は、日本肝臓病学会の「B型肝炎・世界の基準のユニバーサルワクチネーションを知ろう!」をご覧ください。

(2021年9月20日 八木由奈)