アレルギー科

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義されています。またアトピー素因とは、「(1)家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれか、あるいは複数の疾患)、または(2)IgE抗体を産生し易い素因」と説明されています。 症状はかゆみを伴う発疹で、皮膚が乾燥してざらざらすることが多いです。肘や膝の内側のくぼみ、顔、首などによく現れます。病因としてはほこり・カビ・ダニなどのアレルギーによる場合と、アレルギーが認められない場合に分かれます。遺伝子の関わりも研究されています。
当院では、既存治療で効果不十分な重症のアトピー性皮膚炎の患者さんを対象に、デュピルマブ(ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体。商品名デュピクセント)による治療を行っています。 保険適応ですが、医師による診察の上、必要と判断された15歳以上の方が対象となります。医師による注射または自己注射により治療を行います。対象や自己負担額の目安については医師までお問い合わせください。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、花粉など体にとっては異物である抗原(アレルゲン)を鼻の粘膜から吸入することによって体の中に抗体ができ、何度か抗原を吸入しているうちに抗体が増え、やがてアレルギー症状が起こってくる病気です。喘息との関連もあります。 アレルギー性鼻炎には、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎とがあります。通年性アレルギー性鼻炎のアレルゲンは、ハウスダストやダニ、ペットの毛、カビ、などで、一年中症状があります。もう1つの季節性アレルギー性のアレルゲンは、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉で、花粉症とも呼ばれます。花粉症の場合、目のかゆみ、涙目など目の症状を伴う場合が少なくありません。
当院では、既存治療で効果不十分な重症の季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)の患者さんにオマリズマブ(ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤。商品名ゾレア)による治療を行っています。保険適応ですが、医師による診察の上、必要と判断された12歳以上の方が対象となります。医師による注射での治療となります。 対象や自己負担額の目安については医師までお問い合わせください。

アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法

この治療は、スギ花粉やダニ抗原の舌下投与(口の中、舌の下に投与し、2分おいて飲み込む)を続けることで、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を弱めて楽にする治療法です。
方法は、日にちをかけて(スギ花粉:2週間、ダニ:1週間)抗原を増量し、その後、毎日同じ量の抗原を飲み続けます。期間は2年以上が好ましいとされています。12歳以上の方が適応で、治療前に、医師の診察(問診、必要な方には血液検査)を行い、医師が適応と認めた場合にのみ、治療可能となります。
※スギ花粉症の治療は、花粉飛散終了後(6月ごろ)から12月までの間に開始します(花粉飛散時期は治療は開始できません)。ダニアレルギーの治療は時期を問いません。
治療を希望される方は、まずは医師の診察の予約をお取りください。

アドレナリン自己注射薬

アドレナリン自己注射薬とは、ハチ毒、薬剤、食物などによりアナフィラキシーの症状を起こす可能性のある方が、前駆症状が出現した時点でお薬を自己注射することで、より重篤なショック症状を抑えるためのお薬です。
このお薬は、一時的に症状の進行を抑えるお薬ですので、使用後は直ちに救急病院等を受診していただく必要があります。
またこのお薬は1年の使用期限があり、1年を過ぎると新しいお薬に交換(交換には医師の処方が必要)しなくてはいけません。

当院では、2021年7月より、アレルギー検査機器「ドロップスクリーン」を採用しています。

この機器は
・一度に41種類のアレルギー検査ができる。
・指先からの血液1滴の採血で検査可能。注射による採血が不要なので小さいお子様にも負担が少ない。
・これまでは検査結果が出るまでに1週間近く要していたところ、約30分後に結果がわかる。

という特徴を備えており、小さいお子様を持つ保護者の方に大変好評を得ています。

1日に施行可能な検査回数が限られていますので、検査希望の方は、受付までお電話くださいますようお願いいたします。